7.29参議院選挙

 今回の参議院選挙で自民党は大敗した。
でも選挙前からの予想通りでもあった。

(1)今は、衆議院でも参議院でも 1人だけが選挙区で
当選するというようになったため 50%の投票率
40%くらいの得票をとれば当選となる。(立候補が2人なら
50%以上だが 3人以上が普通なので)
 これはすごいことで 選挙権のある人の 20%をとれば
勝ちで 逆に 80%の意見は 無になるということである。
 選挙で投票した人だけをとっても 大体の選挙区で60%は死に表である。
これは 政権交代のためとはいえ 少しの風で 30%くらいは結果が 
上下すると言うことを意味している。
 良くない制度だと思うし、非常に怖い制度だとも思います。

 (2)今回の自民党の敗因
  1)郵政民営化による 郵便局関係の離散
  2)公共事業削減による 建設業界の離散
  3)地方自治体の統合による 地方有力者の離散
 が 3大要因だと思います。

 (3)いままでの自民党政治

 1)貧富の差が少なく、
 2)都市と地方の差が少なく
 (office ではなく建設、 農林漁業に手厚く)
 世界で最も進歩した ”共産党”だったのではないかと思います。

 (4)目指すべき将来

 ・共産党 そのものでは ロシア 東欧が崩壊したように
 サボタージュや 官僚主義の弊害がでるが、
 ・アメリカのように 年収で 100万から100億というように
 1万倍の差がるような 極端な 貧富の差では治安が悪化する。

 ・20年位前までの 日本のように 一般従業員と社長との 
賃金格差は10倍くらいで 適度な競争、適度な規制がある社会制度を
 目指すべきだと思います。
  治安でも 泥棒もすぐにつかまり 犯罪発生の非常に少ない
 1983年か84年のグリコ森永事件以前の社会を目指すべきだと考えます。